東藻琴芝桜公園の顔となる風景を中心としたポスター部門を始め、ライトアップ、スナップ等をテーマに実施されたこのフォトコンテストは、応募総数379点と第1回としては多数の作品が集まり、北海道内にある公園単独のフォトコンテストとしてはトップクラスの応募数と言っても過言ではないと思います。今回のフォトコンテストを通して東藻琴芝桜公園が改めて道内有数のフォトジェニックな撮影地だと感じた次第です。
さて応募して下さった作品ですが、ポスター部門が最も多く177点の応募があり、続いてスナップの部が133点、ライトアップの部が69点という結果で作品のレベルは、よいのですが、唯一苦言を呈しますと折角写真の内容が良いにもかかわらず、デジタルカメラでの作品は自己流のインクジェットプリントでカラーバランスが崩れたり、実際の色が再現されていない作品が目に付いた事が、リバーサルからのプリントがより素晴らしかっただけに残念でなりません。
今一度、作品を他人に見せる(コンテストに応募する)際にはプリントまで、細部まで気を遣って作り上げると言う基本を見直して欲しいと思いました。そのためにも、プリントアーティストが焼いたきれいなプリントをしっかりと見て研究していただきたいと思います。
さて、審査ですが全体的なレベルは高く、また町内からも公園にゆかりのある審査員の方々を立てていただきましたが、優劣付けがたく苦労して選んだ次第です。
まずは、ポスターの部ですが金賞に選ばれた佐藤稔氏の作品「壮観」は芝桜公園の南向き斜面から東藻琴のシンボルである藻琴山と満開の芝桜を魚眼で旨くまとめ上げた作品で、ひとつ間違えると散漫になりがちな魚眼レンズをつかいこなした絵作りに脱帽いたしました。また、いままでなら建物が入り撮影しづらかったこのポイントが、建物がなくなり、跡地は芝桜の植栽により魅力的なポイントとして生まれ変わった事をアピール出来ている点も高評価につながりました。
ライトアップの部金賞の作品も優れた作品です。
愛澤進氏の「スポットライト」は公園内でひときわ目立つ二本の白樺の木のライトアップに上手くキャンドルを写し込んだ構図的にしっかりとした素晴らしい作品となりました。
ライトアップの部は残念ながら応募数が少なかったのですが、まだまだメインとなる斜面の写真や花火の撮り方、薄暮の時間帯の撮影など、工夫次第によっては面白い作品が出来上がると思いますので、次回に期待したいと思っております。
スナップの部金賞は香港からの応募の譚英述氏の作品が選ばれました。
満場一致で親子のほのぼのとした芝桜公園でのひと時を切り取ったこの作品に決定致しましたが、テクニックもさることながら、母の愛情がストレートに伝わってくる点が高く評価されました。
また、スナップの部は白由度が高かったせいか秀作が多く、非常に個性あふれる作品揃いで、東藻琴芝桜公園と言う空間の中で各々が多様な価値観で撮影されていることが感じ取られ非常に感動した次第です。
中でもこの芝桜を守るために毎日黙々と草取り等の管理をなさっているスタッフの方に注目していただけたのは、嬉しくてなりません。
次回も個性あふれる応募を期待しております。
最後にこのようなフォトコンテストが開催された事はとても意義がありますし、この素晴らしい作品を沢山の人に見て頂き、芝桜公園のみならず大空町により多くの方が撮影に来て下さる事を祈るとともに、地元の人方々も芝桜公園が北海道でも有数の撮影地となった事を改めて認識して頂ければ、よりこのフォトコンテストの意義が大きくなると思います。
最後に、受賞された全ての方々に心よりお祝い申し上げます。